原獣文書

概要

謎の奇病によって世界人口が激減し、そこから再生を目指すため「新大陸」という希望を投じる博士と、その調査隊を護衛するチームの班長になった村上。
新大陸の住民たちと触れ合いながら調査を進めていくが、大陸人にしか意味のない「運命の石」が二人の間で割れてしまう。博士の出生や、旧人類の飽くなき存続への欲望。
他ならぬ博士の知的欲求を起点として、新大陸の調査は続いていく。

書籍情報

第1巻

最終巻

  • 作 者:なるしま ゆり
  • 最終巻:2021/7/22
  • 全10巻(完結済)

感想

ちゃんと最後まで完結した! というのが本当に嬉しいです。
連載が始まったのは10年以上前ですね。
思わぬ休載で流れが分断し、それでもまだ作者様は「続けたい」と意欲見せてくれていて、いつかきっと、どこかで読める……! と思っていたら、つい先日、電子書籍で「完結」の文字を見つけてテンション爆上がりでした。

登場人物が誰もかれも素敵です。

休載前の勢いやら綿密さやらは、なんか9巻になってから失速した印象を受けましたが、次々と謎が明らかになって、伏線も回収されて、そして新しい事実とかも盛り込んでくれて、そしてそして最後はやっぱり博士の最強押しで、また新たな企画がスタート。

前向きさしかない博士は本当に最強だと思います。
ああいう人が近くにいると、自分の元気が足りないときに活力湧きそうです。
――逆に苛々することも多そうですが。私は村上班長に本当、同情します(笑)

3人の巫女の話については、ちょっと最後が消化不良な気になりましたが、あれはあれがいちばん落ち着くところだったのかね。とりあえず『彼』が思慮深い部族のところにいてくれて安心しました。

なるしまさん作品で長らく滞っている作品は、もうないかな……?

これで新作をいつまでも待ち続ける体勢にいけますね!